単行本
08

自然(じねん)を生きる

自然(じねん)を生きる

玄侑宗久・釈徹宗
東京書籍
刊行日:7月22日
販売価格:1,575円(税込)

ISBN:78-4-487-80528-0 C0095

 

【内 容】

日本人のあるべき姿とは?守るべきものとは?
現代社会とアクチュアルに関わる僧侶が、仏教・道教・儒教などの視点を織り交ぜ、縦横無尽に語り尽くす。東日本大震災からわずか3週間前の福島で行われた。今こそ読むべき画期的対談。
《目次》
なぜか震災前に語られた震災後の生き方――玄侑宗久

第1章 システム化された現代

遅れるという作法/我々が選んだ無縁社会/コントロールの発想/あえてやらない知恵/日本人の働き方と三昧/中国仏教の元請である道教/現代人が求める宗教性/性におおらかな道教/縦と横

第2章 縦と横

馬の文化と船の文化/「水に流す」船の文化/浄土仏教の自然/「はからいなきこと」を求めた親鸞/着地することを拒んだ親鸞/世俗の精一杯を肯定する法然/頓悟の世界が隠されている禅/仏教と日本人の「両行」/考案というダブルバインド/呼ばれる念仏こそが本物/矛盾を抱えて生きる豊かさ/変名文化の力/現代人の時間感覚/生を支える、つながりの実感

第3章 日本人と浄土

「帰る」と「往く」/日本人はなぜ「イク」か/欲望を否定し、受け入れる仏教/「閉じる」という在り方/日本人とキリスト教/遠藤周作とキリスト教/横の関係性は脳がモデル/大阪と、横の縁起/因果より縁起が先立つ日本仏教/「蒟蒻問答」に見る縁起/「わからない」という誠実さ/浄土に往く主体は何か/「浄」の字にこめられたもの/お世話され上手のすすめ/「わたし」の濃度を薄くする/縁起の活用/浄土を説く覚悟

第4章 物語を共に生きる

死の豊かさ/「よし、往生は間違いないぞ」/日常を揺らす「死」/守るために閉じる/忍者の歩き方/文化という視点の大切さ/ブレるから、真ん中にいられる/行き過ぎの弊害/西の入水、東の切腹/拝み屋が盛んな西日本/ヒメ・ヒコ制と縦と横/意識と縦・横/文化的に死ぬ権利

第5章 閉じて、つながる

読み替えによる宗教の活用/多重人格と日本人/受け身こそ自由/宗教コミュニティの強さ/江戸の閉じ方/閉じてつながりを作る/理は深いところに伏流している/東北の閉じ方/

タテとヨコとナナメの網を紡ぐ――釈徹宗
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