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『阿修羅』(1)

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【更新日:1月30日】 【No.3投稿者:伊藤様、60才、愛知県の女性

たいへんおもしろく一気に読ませていただきました。
4分の1くらい読んだころから,読むにつれ何か落ち着かない感じがつきまとい,だんだんに,それが語り手の主体がはっきりしないことによるものだと気付きました。語り手は登場人物以外にいるようでもあり,場所によっては杉本医師と重なるところもあるのですね。一人称で語られてはいず,「杉本は」と第三者扱いになっているのですが,たとえば128頁に2回出てくる「思う」は,誰が思っているのでしょうか・・・。この小説を英訳するとしたら,主語は「I」か「He」か迷うところがたくさんあるだろうな,と思いました。最初は語り手が登場人物でなかったのが,そのうち杉本医師の意識に流れ入ってしまう・・・語り手の解離?
『中陰の花』以後,ほとんどを読ませていただいています。『阿修羅』は名古屋での妙心寺展で著者サイン入りの本を見つけて大喜びで購入し,部屋に飾ってゆっくり取り掛かれる時間ができるのを待ちました。阿修羅像は高校生のころから大好きな像ですからなおさらです。
ご著書を読ませていただくのをいつもほんとうに楽しみにさせていただいています。ますますのご活躍を念じております。

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【更新日:12月23日】 【No.2】投稿者:仲様、76才、京都府の男性

 「阿修羅」を読ませていただきました。実佐子が友美になり、やがて絵里にもなり、三人の人格のみならず趣向までちがった人間として存在する姿は不気味でありますが、深く考えたときに、それは現在の普通の生活をしているわれわれにもある現象にも思えてきました。この得体の知れない謎の部分に挑まれ筆を入れられた、すごさを、この小説の中味とともに感銘し読後いまも私の体内を支配しています。近頃まれに見る純文学に触れた思いで心に深く焼きつきました。ありがとうございました。

【更新日:10月26日】 【No.1】投稿者:相原様、41才、千葉県の女性

クライマックスは、ハラハラしましたが、最終的にはホッとするような結末でしたね。
是非、続編を楽しみにしたいと思います。
解離性障害、多重人格性障害など、言葉すら聞いたことがなく、はじめは戸惑いましたが、読み終わった今は、もし本当に実佐子のような人がいたらお友達になりたい気もします。
久々の先生の長編大作に未知の世界を旅させてもらった心地です。
ありがとうございました。

文中に、まだお読み頂いていない方に『阿修羅』のクライマックスが分ってしまう表現がありましたので、一部、こちらの判断で表現を変えて掲載させて頂きました。ご了承下さい。

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