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12月17日(金)●演題「人知を超える方法論」

京都市立命館大学の公開連続講座「現代社会と宗教」
主催/立命館大学文学部後 後援/読売新聞大阪本社
立命館大学衣笠キャンパス以学館1号ホール 14:40〜16:10
[コメント]
立命館大学は、今、国内では最も人気のある大学の一つである。今年の受験者数はことに多かったらしい。東洋文化や宗教への関心を示す講座が、連続で、しかも公開で開かれていることも要因の一つだろうか。外からも大勢おいでいただいたのに、相変わらず私の講演はまとまりがなかった。いやはや人知を超える、というのは並大抵ではない。今年最後の講演は、どうも反省すること頻り、である。ちなみに立命館の創立者はかの西園寺公望公、立命とは直接には『孟子』からの引用らしい。

この講演会の模様は、「読売新聞」朝刊(2005年1月30日発行)で紹介されました。
現代社会と宗教、玄侑宗久、「人知を超える方法論」言葉から離れ生の現場へ 記事→
又、下記書籍にも講演内容が収録されています。
『いま、〈宗教〉を問う!』[リレー講座]現代社会と宗教 i 法蔵舘

12月10日(金)●演題「縁起を生きる」

東京都仏教連合会主催「成道会(じょうどうえ)の集い」にて講演。
九段会館大ホールにて。12:30開場、13:00開演。
[コメント]
12月だというのに温かい日で、大勢の皆さんがおいでくださった。成道会にちなみ、お釈迦さまが悟られた中道や縁起、そして四諦の話をしたが、ふつう集諦が「原因」と訳されているのは、どう考えてもおかしい。「集」とは何かが寄り集まって発生することだから、過去の原因だけでなく、共時的な「縁」も含むのである。

12月6日(月)●演題「天鈞という思想」

岩手県水沢市Zホールにて、恒例の増長寺主催講演会。18:30開場、19:00開演。
[コメント]
聴衆の皆さんはおよそ800人。遠くは青森県からもお越しいただいた。
今年で3度目の水沢講演会。今年は「天鈞という思想」。ちょっと堅いタイトルだったが、要は老荘思想のエッセンスを、禅との絡みで話した。誰にも証拠だてられない「天鈞」とは、一種の信仰なのである。

11月29日(月)●演題「いのちの波動」〜測りしれない縁起〜

建長寺、第8回「無限の清風」公開講座。主催/建長寺(禅文化委員会)
建長寺法堂(天井雲龍図)にて、13:00〜16:30
第一部は講演、第二部では費堅蓉さんによる中国撥弦楽器演奏会が行なわれた。
[コメント]
本格的な坐禅が日本で始まったのは建長寺だった。そこの法堂の龍の下で話せたのは勿体ないことである。清らかさ=因果一如、因果律と同時、『荘子』の世界観など、話は広がりすぎてまとまらなかったが、なんとか大脳皮質でまとめていただきたい。
さんざん大脳皮質をバカにしておきながら、最後はそこに頼るという、情けない始末である。しかし短い時間でも皆さんに坐禅していただいて、有難いことである。私の話のあとで演奏された費さんは、じつはうちのお寺でも以前演奏していただいた方。中国琵琶や古箏の音色も素晴らしかったですね。

11月21日(日)●演題「みずから喩(たの)しみて志に適(かな)う」

10/16〜11/23、福島県立美術館開館20周年記念展「田園の夢」に伴い、
11/21(日)、同美術館にて講演。14:00〜

副題が「帰りなんいざ、田園まさに荒れなんとす」という陶淵明の一節。伊藤若冲の「野菜涅槃図」なども出品された面白い展覧会。
[コメント]
都市にいる人間の「田園」への指向は、すでに『詩経』の昔からある。『老子』『荘子』がそれを深め、陶淵明や蘇東坡に繋がっていく。展示された絵の背景にある「田園」観を、そうした中国の古典や脳機能の側面から捉えた。つまり脳的には、都市とは大脳皮質、自然が脳幹部、田園とは大脳辺縁系あたりなのである。

11月13日(土)●演題「東洋的身体観」

五十嵐薬局主催講演会。ルネッサンス中の島にて。14:00〜16:00
[コメント]
聴衆250人のうち、約200人は薬局のお客様だそうだ。この薬局、創業110年というのだから凄い。話の内容は、東洋独特の健康観。カオスや全体性を重視したさまざまな行為を紹介した。

10月26日(火)●演題「ご縁を生きる」

シニアライフ「豊かな人生のために」講演会。
仙台市太白区文化センター 楽楽楽ホールにて。18:30〜20:00
[コメント]
誰かが背が高いという理由さえ、我々はその全てを知ることはできない。その理由を単純化した因果律で語るのが「おがみや」のような人々だろう。因果律では解釈しきれない共時的な現象を例示し、さらにそれへの対処法としてユングの示した「希望の元型」という考え方を示した。

10月13日(水)●演題「ご縁を生きる」

第2回いきいき町民講座として。
広野町公民館大会議室(福島県双葉郡広野町中央台1−1)19:00〜21:00
[コメント]
ところでこの広野町、東北で一番温暖らしく、「東北に春を告げる町」と呼ばれているそうです。

9月7日(火)●「人間を考える」講座の最終回

東京青山、NHK文化センター。11:00〜12:00
[コメント]
この講演は、11月28日夜8時〜9時。NHKラジオ第2放送、「人間を考える」〜私の生き方、考え方〜で放送されます。

8月19日(木)●演題「縁起について」

高知市文化振興事業団企画事業課主催、第54回高知市夏季大学において講演。
高知市県民文化ホールにて、18:00〜19:30
[コメント]
主に因果律で割り切れない共時的な現象を具体的に話し、そのことにどう対処すべきか、を考えた。

6月29日(火)●演題「多生の縁」

朝日カルチャーセンターラフレさいたま特別講座。11:00〜12:40
[コメント]
我々に起こる出来事はあらゆる手段を経て得た情報から判断するものであるから単独では意味が分からないものである。また、その出来事をどのように受けとめるかによって気持ちが変化する。これが「ご縁」と言えるのかもしれない。希望を持ちその希望を保留しフレキシブルに受け止めることによって最良の生き方ができるのではないかと、話した。

6月19日(土)●演題「楽に生きる」

二宮生涯学習センター「ラディアン」にて講演。

小田原市川東仏教会主催の仏教講和会。15:25〜17:00
[コメント]
「楽に」とは安易ということではなく、言葉を離れた状態で価値判断や歴史認識を遠ざけながら時々瞑想的な時間を過ごし、右脳において音楽を奏でながら生きるということであると話した。
本日の一言「肩がこっては楽じゃない。」

6月7日(月)●演題「『あの世』からのインスピレーション」

NHKりんくう文化センターの特別講演。16:00〜17:30

全日空ゲートタワーホテル大阪 アクアマリンホールにて。
[コメント]
縁を因果律で解釈するのではなく、共時性で受けとめ、目に見えないものを感じる感性を大切にすること。あの世を詠ったいろは歌を思い出して長生きしていただきたい、と話した。
※天気予報は雨でしたが、お陰さまでいいお天気でした。

5月29日(土)●演題「禅定から遊戯へ」

東京大学第77回五月祭において、東大仏教青年会主催の講演。

東京大学法文1号館、法学部21番教室。13:30〜15:30
[コメント]
※禅定は説明いたしましたが、時間の都合上遊戯の説明が充分に出来ませんでした。またの機会にということでご了承ください。

5月28日(金)●演題「あの世とこの世」

山梨県富士吉田市、ナノリウムにて講演。19:00〜

5月22日(土)●演題「子どもという自然」

郡山市民文化センター児童書展示会にて講演。14:00〜16:00
[コメント]
我々の中に潜む「自然」と「不自然」……。動物たちに比べると、「自然」を引き出すことさえ人工的な力を必要とヒトの脆弱さ。子供のもつ「自然」をいかに涵養し、増幅させるかを、脳科学の知見を交えつつ話した。

2月13日(金)●演題「命の変成について」

第19回群馬県立病院医学会特別講演会。

群馬県群馬会館大ホールにて。14:20〜15:40
[コメント]
何も知らない幼児期から成長して大人になり、そしてピークを迎えてやがて衰えていく、という通常の人生把握ではなく、胎生学からは液性中枢情報システム、また老人の結晶化知性という考え方を示し、人は生まれたときの最高の状態を晩年にまた迎え、そして臨界点である死を越えてさらに成長するのかもしれない、という考え方を述べた。

1月23日(金)●演題「元気について」

読売新聞社主催、第15回シンポジウム。

〜医療最前線―新世紀の患者学―〜「回復力を見直す」において基調講演。

東京港区のメルパルクホ−ルにて。13:30〜14:30
[コメント]
ストレスとリラックス、中国における陰と陽、仏教では曼陀羅の金剛界と胎蔵界のあり方を示し、元気とは相互のバランスがとれていることではないかと、話した。実践方法として貝原益軒の『養生訓』を参考にしてはいかがかと、纏めた。

関連サイトこちらから→

1月17日(土)●演題「読書という体験」

図書館ボランティア20周年記念講演会において講演。

福島市、コラッセふくしまにて。13:00〜15:00
[コメント]
子供の頃からの心動かされた本を紹介しながら、世界観を獲得するには実際の体験よりも読書こそ有効ではないか、と話した。

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