「往く」のではなく「還る」

 臨済宗僧侶という立場上、特定の死生観を奉じていると思われるかもしれないが、むしろ逆である。つまり、多くの人々に戒名をつけ、引導を渡すことを仕事にしているため、故人それぞれの人生上のテーマを探し、それを肯定しなくてはなら […]

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仏教語の語る世界、移し替えたい

「死を恐れるすべての人にささげる」とうたって、作家で僧侶の玄侑宗久さんが新著『アミターバ』(新潮社)を刊行した。誰も知ることができない人の死後の姿を、臨死体験の記録などから大胆に想像した異色の小説だ。この作品にこめた思い […]

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誠の花

 桜には、複雑な思いがある。むろん私とて、桜の美しさに単純に打たれないわけじゃないのだが、桜は私にとって、単に観賞する相手では済まない存在なのである。  うちのお寺には大正五年に、四人の檀家さんによって三百五十本のソメイ […]

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