猪目(いのめ)

 以前、伊勢神宮にも「ダビデの星」があると聞いて驚いたのだが、当時はまだネット環境のない時代だった。ところが今や、グーグルで「伊勢神宮」「ダビデの星」と入れて検索すると、二万件ちかくもヒットする。なかにはそれを以て、日本 […]

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運慶展と六田(むだ)さん

 すでに開催期間は終わってしまったが、上野の東京国立博物館で開かれていた運慶展は凄かった。内容もさることながらあの行列……。  一度は講演のため上京した折、少し早めに行ってチケットを買ったのだが、「60分待ち」の看板に怖 […]

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奉納演武

 好く晴れた秋の日の午後、私はその人の来訪を楽しみに待っていた。以前からお寺の坐禅会に何度も参加し、顔も姿もよく存じ上げているのだが、今日は特別だった。彼が長年修練してきた真剣による演武を見てほしい、そしてその上で話した […]

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無熱の慈しみ

 北朝鮮のミサイルが止まらない。核実験も続いている。九月十五日朝のミサイルは、襟裳岬上空を通りながら三、七○○kmを飛んだ。最早明らかにグアム島も射程内である。  韓国では同じ頃、文在寅(ムン・ジェイン)大統領が地対地弾 […]

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お墓と「くさはら」

 前回、熊本県の阿蘇の草原(そうげん)の美しさについて少しだけ触れた。じつは大雑把に草原といっても「自然草原」と「二次的草原」があり、阿蘇の草原は後者に属する。つまり自然のままに放置すればいずれ森林になってしまう場所が、 […]

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こころの好縁会

 正確には覚えていないがおそらくここ数年以上、「こころの好縁会」と銘打った講演や対談の催しに毎年招かれている。主催が岐阜県の大興寺(だいこうじ)さんと中日新聞社であるため、これまでは中部地方で開催されることが多かった。岐 […]

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喉仏の効用

 このところ、誤嚥性肺炎で亡くなる方が増えている。長年、死因の第一位はがん、第二位が心臓疾患、第三位は脳血管障害というのが不動の順位だったのだが、二○一一年に肺炎が四位から三位に上昇し、今も三位を保っている。実際には、が […]

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稚児行列

 五月五日、子供の日に、わが三春町では恒例の稚児行列が行なわれた。大正時代から続く伝統行事だが、今年も快晴に恵まれ、のどかに平和裡に圓成した。  稚児行列とは、幼な子たちを仏さまの子供とみなし、その健やかな成長を願って行 […]

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月下氷人

 最近、じつは頼まれて仲人を務めることになった。今の若い世代は仲人など頼まず、神仏も頼まず、人前結婚などという気楽なスタイルが多いようだが、新郎がお寺の副住職ではそうもいかない。  つくづく思うのだが、結婚に至る手続きが […]

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おおブレネリ

 先日、スイス在住の日本人音楽家たちのコンサートを開いた。主催は私が理事長を務める「たまきはる福島基金」で、スイス大使館や内閣府などの後援もいただいた。  アルト歌手の沓沢(くつざわ)ひとみさん、ピアノの岩井美子(よしこ […]

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土と建物のおもしろい関係

 先日、庫裏の建築をめぐって今年初めての工程会議が開かれた。毎月たいてい一度は設計士の前田伸治先生(「暮らし十職」主宰)がお出でくださるのだが、この日も遠く伊勢から駆けつけてくださった。  いつも工程会議を進行する加藤工 […]

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古梅園の墨

 先日、奈良トヨタから講演に招かれ、師走の奈良にお邪魔してきた。  社長の菊池攻氏は、毎回講演翌日に近隣の小旅行を計画してくださる。これまでにも東大寺や西大寺、信貴山や吉野の金峯山寺、あるいは壺阪寺など、滅多にお邪魔でき […]

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