書籍情報
内容
玄侑宗久を芥川賞作家という物語で見れば、子どものころから作文のうまい少年だったと語れるけれど、もし万引きで捕まり、泥棒として語ることになれば、昔から手くせの悪い少年だったという物語も成立するのが人の心の不思議である。
凶吉禍福は、自分がどんな物語をつくるかによって変わる。
人生は一生かけて自分がつくる物語。 ちょっといい人生のつくり方の練習講座。授業は、福島県田村郡三春町立三春小学校の6年生の教室で行われました。
制作/風人社
NHK「課外授業 ようこそ先輩」制作グループ+KTC中央出版編
もくじ
- プロローグ 一生かけて自分の物語を紡ぐために
- 授業1 人生は一面では語れない
- 人生にタイトルをつける仕事
- 授業2 心と体の関係を知る
- 坐禅を組む
- 授業3 一二年間の人生の事件史
- 自分に起こった十大事件をあげる
人生のニコニコマークと泣きマーク
給食時間に―玄侑さんへの質問
一日目の授業を終えて - 取材
- 「不幸」に対する違った見方を得よう
- 授業4 自分の物語をつくる
- 玄侑さんの物語発表
- 授業5 子どもたちがつくった物語
- 子どもたちの物語の発表(前半)
子どもたちの物語の発表(後半)
玄侑さんの講評とまとめ
授業を終えて
授業後インタビュー