「神秘」という名の救済

( 水木しげる漫画大全集 神秘家列伝 下巻掲載)

 神秘について解説をするなんて、じつに不粋な話である。しかも本書で「神秘家」と括られている方々は、誠に多彩である。柳田国男や泉鏡花、平田篤胤など、神秘を精密に記述せんとした人々もいる一方で、仙台四郎の如く、晩年の「没蹤跡 […]

続きを読む…

死がまとう生の衣装

(2010/11/27 文藝春秋SPECIAL掲載)

 私はこれまで、「死の周辺」と解説されるような、さまざまな小説を書いてきた。  死にゆくプロセスの恍惚に思いをいたして『水の舳先』を書き、死そのものの在り方を『アミターバ』で追い求め、また死後の「中陰」から「成仏」までの […]

続きを読む…

トップへ戻ります