建長寺
人間、この厄介な生き物
（エッセイ・
2024/6/10 ）
釈尊は、成道した際に次のように呟いたとされる。「奇なる哉、奇なる哉、一切衆生悉く皆如来の智慧徳相を具有す。ただ妄想執着あるを以てのゆえに証得せず」（『註華厳法界観門』） さまざまな解釈を見かけるが、私としては、妄想執 […]
虫塚法要「虫能く天たり」 養老孟司、玄侑宗久さんと語る
（イベント・
2023/4/20 ）
【養老孟司氏のことば】 ここ数年、大変な日々が続いてきました。 久しぶりに、建長寺さんに建立した虫塚で、虫と自然について、考えたいと思います。 よろしければ、鎌倉まで足を運んでみてください。 6月4日は「虫の日」です。 […]
お地蔵さんの祈り
（エッセイ・
2016/1/6 ）
仏教をいくらか学んだ人なら、お地蔵さんが僧形であるワケもご存じかもしれない。僧侶が独身と決まっていた時代のことだが、僧侶ならいつでもどこへでも助けに来てくれる、「ちょっとこれから、出かけてもいいかなぁ？」などと奥さんに […]
精進料理百選 建長寺と鎌倉の精進料理
（書籍・
2005/9/27 ）
臨済宗建長寺派総本山・建長寺完全監修 帯文を書きました。 「『世の中にゴミはない』という禅の思想。 それを食の世界で実現したのが精進料理だが、代表的なのが「建長汁（けんちんじる）」だろう。また、ここには臨済禅の古式の茶礼 […]
私の一点
（エッセイ・
2003/6/26 ）
目の悟り 本来の自己「現す」のが真骨頂 （鎌倉－禅の源流展） 新聞紙上でどの程度文字が読みとれるか疑問だが、これは大覚禅師蘭渓道隆（らんけいどうりゅう）が建長寺で弟子に示した言葉である。「無位の真人｣（あらゆる立場や役 […]
