禅
命の伴侶
(エッセイ・
2020/10/2 )
お茶と禅の出逢いは、初めは坐禅による睡気(ねむけ)を防ぐためだったとも言われる。今でも煎茶の抗がん作用などが取り沙汰され、その薬効が強調されることもある。ただ、役に立つから「つきあう」というのでは、功利的すぎて長続きす […]
【文庫】荘子と遊ぶ 禅的思考の源流へ
(書籍・
2019/9/19 )
『荘子』はすこぶる面白い。読んでいると「常識」という桎梏から解放される。魅力的な言語世界を味わいながら、現代的な解釈を試みる。 NHK「100分de名著 荘子」の「もっと荘子」もあわせてごらんください。 東京堂書店 神田 […]
からだ、こころ、いのち 動作法と禅からの見方
(書籍・
2018/11/9 )
催眠療法、自律訓練法の探求を経て動作法を確立し、わが国の臨床心理学を主導し続けている斯界の第一人者と、芥川賞作家にして禅の修行者である僧侶が、「からだ」と「こころ」について語り、「いのち」の意味を探る。また、対談に加えて […]
禅とジブリ
(書籍・
2018/7/4 )
「過去、未来じゃなく、もっと今のことを考えなきゃ」──スタジオジブリプロデューサー鈴木敏夫氏が禅僧と奔放対談。対するは、玄侑宗久氏(作家・福聚寺住職)、横田南嶺氏(臨済宗円覚寺派管長)、細川晋輔氏(龍雲寺住職)の三人。『 […]
マインドフルネス・レクチャー 禅と臨床科学を通して考える
(書籍・
2018/3/31 )
1990年、東洋の禅を中心とした仏教思想と西洋の現代医療を結びつけたジョン・カバットジン博士が、マインドフルネスについての最初の著作を上梓してから年月が流れ、現在では医療領域だけでなく、心理学、教育、産業、福祉、スポーツ […]
「禅と骨」とミトワさん
(エッセイ・
2017/9/2 )
私とミトワさんの接触は、さほど多かったわけではない。禅寺では毎月朔日と十五日、「祝聖(しゅくしん)」といってこの国の安泰を祈る儀式を法堂(はっとう)でするのだが、天龍寺の雲水だった私は列の後ろのほうから向かい側に立つミ […]
玄侑宗久講演録 生きる極意、しあわせ(仕合せ)の作法
(書籍・
2016/12/31 )
「死ねないなら、せめてラクに生きたい」 「自分の人生は、不幸だったと思う」 「遺言に何を書くべきかわからない」 そんな悩み多き現代人には、心のマッサージを。芥川賞受賞作家で僧侶でもある玄侑宗久氏の講演録。 禅、念仏、 […]
禅における心とかたち
(エッセイ・
2016/10/1 )
臨済禅師一一五〇年、白隠禅師二五〇年遠諱(おんき)を記念し、東京国立博物館で「禅ー心をかたちにー」展が十月十八日から開かれる。先行してこの春に京都展があったわけだが、それとはまた些か形を変え、即ち心も入れ替えて再びのお […]
やがて死ぬけしき 現代日本における死に方・生き方
(書籍・
2016/8/26 )
「やがて死ぬけしきはみえず蝉の声」――芭蕉はかつて、短い命を気にすることもなく生きて死んでゆく蝉の見事な姿をこう詠んだ。では私たちは、どのように死と向き合えばよいのか? 商品化される墓や葬儀、大震災と死、がん治療や新薬の […]
NHK「100分de名著」ブックス 荘子
(書籍・
2016/8/25 )
NHK Eテレ「100分de名著」の「荘子」テキストを元に、最終章を書き下ろしました。 今から約2300年前の中国で成立した『荘子』は、一切をあるがままに受け入れるところに真の自由が成立すると説く。禅の成立に大きな役割を […]
現代語訳 十牛図
(書籍・
2016/1/28 )
十牛図とは十枚の牛の絵であるが、失われた牛(真の自己)を探し求めて旅し、故郷に連れ帰る絵物語。真の自己にいたる禅の悟りのプロセスが、十枚の牛の絵と漢文で描かれている。鈴木大拙が欧米に紹介、いまも世界で読まれる〈禅の悟りの […]
知っておきたい! 禅の基本
(書籍・
2016/1/25 )
およそ800年前、日本に伝えられた「禅」は、鎌倉・室町時代、武家社会に受け入れられ、禅宗として発展しました。それだけではなく、武道や華道、茶道、和食文化に大きな影響を及ぼした精進料理、挨拶や無功徳といった禅語など、日本文 […]