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光と影の両面 理解を共有
(インタビュー・ 2020/3/4 )

2020年1月11日(土) 朝日新聞オピニオン欄「復興とは何でしょうか 玄侑宗久さんと『共に考えよう』」にて募ったご意見と玄侑のコメントが、2020年2月29日(土)の朝日新聞「声」欄に掲載されました。玄侑のコメントを掲 […]

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あはれから無常への9年 危機を憶いださねばならない理由
(エッセイ・ 2020/2/12 )

 震災から9年が経とうとする今、あらためて震災以後の時間を振り返ってみたい。思えばこの火山列島に住む人々は、長い歴史のなかで多くの災害に遭ってきた。『方丈記』にも感じることだが、災害の多い境遇だからこそ培われた日本人なら […]

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復興とは何でしょうか 玄侑宗久さんと「共に考えよう」
(インタビュー・ 2020/1/15 )

 東京電力福島第一原発の事故で、多くの福島県民がさまざまな形で被災しました。なかでも子供・若者を支援したいと、「たまきはる福島基金」を立ち上げ、理事長になりました。「たまきはる」は万葉の「いのち」の枕ことばです。ドイツか […]

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瑞西の歌声
(エッセイ・ 2019/8/4 )

 七月下旬、福島市の音楽堂で「ふくしま復興支援コンサート スイス国と共に」と題した大がかりなコンサートが行なわれた。当初は私が理事長を務める「たまきはる福島基金」主催の予定だったのだが、福島市がスイスのホストタウンになっ […]

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「視標」東京五輪あと500日
(エッセイ・ 2019/3/12 )

オリンピックと「その他」 現世を忘れさせる祭か  2020年7月の東京五輪開幕まで、12日であと500日。大会組織委員会は聖火リレーを福島県から始めるなど、東日本大震災の復興に寄与する五輪をうたう。では被災県民の心情は- […]

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「たまきはる福島基金」の今
(エッセイ・ 2018/6/10 )

 先日、「たまきはる福島基金」の理事会兼総会を郡山で開催した。今年で七年目に入る同基金の活動などを紹介したい。  もともとこの活動は、東日本大震災による甚大な被害を受けた市町村の、子供や若者たちを後押しするような活動を支 […]

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「往く」のではなく「還る」
(エッセイ・ 2016/7/18 )

 臨済宗僧侶という立場上、特定の死生観を奉じていると思われるかもしれないが、むしろ逆である。つまり、多くの人々に戒名をつけ、引導を渡すことを仕事にしているため、故人それぞれの人生上のテーマを探し、それを肯定しなくてはなら […]

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桜の根元
(エッセイ・ 2016/2/2 )

 三春には、樹齢千年を超える瀧桜を中心に、枝垂れ桜が二千本以上、他の種類も入れると一万本以上の桜がある。東北地方では、桜の開花期がちょうど種蒔き時に重なるせいか、農業神(サ)の降り立つ場所(クラ)として、桜は特別に愛され […]

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なしくずし
(エッセイ・ 2015/11/7 )

 「なしくずし」は、本来は「済し崩し」と書く。返済すべき借金などを少しずつでも返し(済し)、借金の山を崩していくことである。  しかし世の中では、ここから転じた別の意味のほうを、むしろ普通に使う。手許(てもと)の辞書によ […]

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裁判員制度ふたたび
(エッセイ・ 2013/7/31 )

 急に「ふたたび」と言われてもワケがわからないかもしれない。しかし私にとって裁判員制度は、発足当初から反対しており、反対運動にも名を連ねていた。やはり「ふたたび」反対を言わなくてはと思った次第である。  どうして間が抜け […]

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仕事をしたり笑ったり
(エッセイ・ 2012/9/30 )

 宮澤賢治の一生は、二つの大災害に挟まれた三十七年間、と見ることもできる。生まれる二ヵ月まえに起きたのが明治三陸大地震(津波)、そして亡くなる半年まえに起きたのが昭和三陸大地震(津波)である。  生まれる以前のことはとも […]

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「裸の王様」と、次の王様
(エッセイ・ 2011/9/4 )

 八月二十六日午後、私は郡山市にあるNHK文化センターで『方丈記』の話をしていた。世の中進んだもので、その講座はNHKのカメラを通し、ユーストリーム(Ustream)で全国に配信された。NHK文化センター本社からはツイッ […]

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