仮設トイレでの快哉
(エッセイ・ 2019/2/17 )

 シナイ半島への陸自派遣が決まった。二回目の米朝首脳会談も決まり、日ロの領土交渉も大詰めに向かいつつある。世の中を見まわすと息苦しい出来事に満ち、また私も原稿の〆切が間近に迫っていたのだが、二月十日のお寺ではそれどころで […]

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無茶
(エッセイ・ 2018/8/12 )

 筋道が立たないこと、道理に合わないことを昔から「無茶」という。誰もが何度も口にした言葉だと思うが、「無茶」はどうして「無茶」と書くのだろう? 小学館の『日本国語大辞典』によると、「無茶」はあて字、「無茶苦茶」もあて字だ […]

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聖「冬のポンプ屋さん」
(エッセイ・ 2018/2/4 )

 職業に貴賤(きせん)はないし、どの仕事もそれなりに大変なのはむろん承知している。海幸彦山幸彦の話を持ちだすまでもなく、どだい比べようがないのだし、かの福沢諭吉先生も他人の職業を羨(うらや)むことは世の中で最も下品なこと […]

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志賀島
(エッセイ・ 2016/1/9 )

 先日、講演で福岡へ出かけた折に、女房と志賀島(しかのしま)まで行ってきた。全国でも珍しい砂州による陸繋島(りくけいとう)だが、今では「海の中道」という立派な道路で繋(つな)がり、潮の満ち干に関係なく車で渡れる。  志賀 […]

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「洗い」と「石場建て」
(エッセイ・ 2015/8/30 )

 本堂の改修工事がほぼ終わり、あとは漆塗りなど一部を残すだけになった。山形の加藤工匠の棟梁ほか3人の大工さん、銅屋根を葺(ふ)いてくれた小野工業や鳶(とび)職の面々、左官屋さん、建具屋さんに畳屋さん、そして電機屋さんや洗 […]

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屋根裏地獄
(エッセイ・ 2014/8/17 )

 今年の五月八日から、本堂の改修工事が始まった。周囲に足場を組み、屋根に覆いを掛け、トタンやその下の茅を取り除き、屋組みの一部は壊して作り直す。途中、基礎の台木を入れ替えて水平を取り戻し、壁の表面も塗り直し、建具も作り替 […]

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