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阿修羅(伊藤様 60才 愛知県 女性)
(感想文・ 2010/1/30 )

 たいへんおもしろく一気に読ませていただきました。  4分の1くらい読んだころから,読むにつれ何か落ち着かない感じがつきまとい,だんだんに,それが語り手の主体がはっきりしないことによるものだと気付きました。語り手は登場人 […]

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心の不思議 三重人格の妻
(論評・ 2010/1/9 )

 講談社は日本最大の出版社。みんなも数々のマンガや雑誌などで、きっとおなじみだろう。その講談社が昨年十二月に創業百周年を迎(むか)えた。めでたいことである。創業時のスローガンは「おもしろくて、ためになる」だったという。ぼ […]

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阿修羅(仲様 76才 京都府 男性)
(感想文・ 2009/12/23 )

 「阿修羅」を読ませていただきました。実佐子が友美になり、やがて絵里にもなり、三人の人格のみならず趣向までちがった人間として存在する姿は不気味でありますが、深く考えたときに、それは現在の普通の生活をしているわれわれにもあ […]

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多様な人格持つ人間存在の闇
(論評・ 2009/12/1 )

 妻、実佐子の中にもう1人の女性がいる。知彦は、いつもの控えめな妻ではなく奔放で、底意地の悪い女性の出現に驚く。彼女は、肉体は実佐子そのものであるにもかかわらず「あたしはあいつじゃないわよ」「トモミよ」とうそぶく。精神科 […]

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「多重人格」題材に人の無意識を描く
(論評・ 2009/11/27 )

 仏教啓蒙の仕事を旺盛に続けている著者の、作家としての実力のほどを窺わせる本格的な書き下ろし長編小説である。  めっぽう面白い。息を継ぐ暇もないほどの展開と、構成の妙に酔わされる。俗にいう「多重人格」、現在では「解離性同 […]

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阿修羅(相原様 41才 千葉県 女性)
(感想文・ 2009/10/26 )

クライマックスは、ハラハラしましたが、最終的にはホッとするような結末でしたね。 是非、続編を楽しみにしたいと思います。 解離性障害、多重人格性障害など、言葉すら聞いたことがなく、はじめは戸惑いましたが、読み終わった今は、 […]

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阿修羅
(書籍・ 2009/10/8 )

今の「わたし」から目をそらさないで 妻は3つの「わたし」を生きていた 交叉する人格に対峙する、夫と医師。 それぞれの「わたし」という物語はいかに紡がれたのか? 阿修羅像を多重人格として読み替える美しくも大胆な試み。 小説 […]

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【文庫】阿修羅
(書籍・ 2009/10/8 )

今の「わたし」から目をそらさないで 妻は3つの「わたし」を生きていた 交叉する人格に対峙する、夫と医師。 それぞれの「わたし」という物語はいかに紡がれたのか? 解説:近藤裕子 […]

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