寄稿
まるで刹那的な祝祭 撤退は今が最後の機会
(エッセイ・
2021/4/19 )
新型コロナウイルス感染拡大で、東京五輪の聖火リレーは大阪府内の公道での走行が中止された。松山市や沖縄本島でも同様の処置が取られるなど混乱の中、五輪開幕へ向かう日本。福島県在住の僧侶で芥川賞作家、玄侑宗久さんが寄稿した。 […]
怪しい薬売り
(エッセイ・
2021/3/1 )
昔、うちのお寺には、不思議な出で立ちの薬売りが定期的に来ていた。子供だった私の記憶だからアテにはならないが、どうもそれは忍者を彷彿させたのである。 むろん、実際の忍者など見たこともない。仲間とブリキで手裏剣を作り、黒 […]
観音さまとお地蔵さんの日本仏教
(エッセイ・
2020/8/27 )
ご承知のように、日本にはいろいろな仏教宗派がある。一九三九年に「宗教団体法」が成立したが、それまでに「伝統仏教」と見做されていたのがいわゆる「十三宗五十六派」である。それぞれの特徴や違いについてはこの本の中で学んでいた […]
泣いたあとは、新しい靴をはこう。 10代のどうでもよくない悩みに作家が言葉で向き合ってみた
(書籍・
2019/12/12 )
「親友を裏切ってしまった」 「校則って理不尽じゃないですか?」 「お金がなくても成績を上げる方法はありますか?」 ままならない人間関係、経済的な苦しさなど、 いま、逆境のただなかにいるティーンの悩みに、 ペンクラブ作家が […]
憲法についていま私が考えること
(書籍・
2018/9/21 )
いまこそ、憲法と平和について話そう。 特定秘密保護法の強行採決以来、安保関連法、共謀罪の強行採決……加速する改憲問題の行く末は―? 44名の作家が考える、この国のこと、私たちの未来のこと。 […]
AERA Mook「人生100年『もしも』に備えるお金と知恵」に寄稿
(おしらせ・
2018/4/10 )
AERA Mook「人生100年『もしも』に備えるお金と知恵」に「現代人は先のことを決めすぎる」が掲載されています。 […]
NHK「100分de名著」ブックス 荘子
(書籍・
2016/8/25 )
NHK Eテレ「100分de名著」の「荘子」テキストを元に、最終章を書き下ろしました。 今から約2300年前の中国で成立した『荘子』は、一切をあるがままに受け入れるところに真の自由が成立すると説く。禅の成立に大きな役割を […]
持たない暮らしと片付けの作法
(書籍・
2016/6/16 )
これからは「小さく豊かに」 「ミニマリストブーム」が押し寄せずとも、薄々気づいていた人が多いはずだ。 ものであふれた暮らしが、必ずしも幸福を呼ばないということに。 人生後半こそ長年積み重なったものを整理し、小さく、豊かに […]
NHK「100分de名著」ブックス 鴨長明 方丈記
(書籍・
2016/4/26 )
「豊かさ」の価値を疑え! 「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず」の有名な書き出しで始まる『方丈記』。世の中を達観した隠遁者の手による「清貧の文学」は、都の天変地異を記録した「災害の書」であり、また著者自身の […]
巻頭墨跡「風流」
(エッセイ・
2015/1/8 )
すでに十一世紀には白雲守端(しゅたん)禅師が禅語として用い、「風流ならざる処もまた風流(不風流処也風流)」と言った。どんなに無様(ぶざま)な事態に陥(おちい)っても、やがて揺らいで重心を取り直し、「ゆらぎ」そのものを風 […]
〈3.11後〉忘却に抗して 識者53人の言葉
(書籍・
2012/12/11 )
3・11直後から毎日新聞で連載が開始された連続インタビュー。各界で活躍する日本を代表する53名が、震災・原発事故後の日本の行方を提案する。 高村薫、梁石日、石原信雄、秋山駿、柳田邦男、金子兜太、梅原猛、津島祐子、保阪正康 […]
原子力村の大罪
(書籍・
2011/9/1 )
福島第一原発メルトダウンの深層。四重苦“福島の現実”を見よ! 原発マフィア経産省、東京電力の腐敗構造。 京都大学原子炉実験所助教・小出裕章氏による福島第一原発最新プラント分析&深刻な質問が相次いだ福島緊急講演録「福島で生 […]