1. Home
  2. /
  3. 解説

「陽」HARU Light&Letters 3.11 見ようとすれば、見えるものたち。
()

( 掲載)

東日本大震災から10年。震災直後から撮りためられた写真と、これからの世界を透徹して見据えるための言葉でおくる、気づきのための道しるべ。 玄侑が解説を執筆しました(解説の一部は帯文にも使われています)。 本文はリンク先にて […]

続きを読む…

一隅を照らす
(六田知弘写真集 仏宇宙 Tomohiro Muda Buddha Universe)

(2020/03/03 六田知弘写真集 仏宇宙 Tomohiro Muda Buddha Universe掲載)

 この本に収められた写真たちの撮影期間は約三十年にも及ぶ。三十年を一律に語るのは無謀なことだが、逆に期間が長いぶん、六田さんの変わらない部分が見えやすいのかもしれない。  冒頭を飾った無著の写真。私はその撮影秘話を伺って […]

続きを読む…

入我我入(にゅうががにゅう)
(写真家 六田知弘展「火・風ノ貌 KA・FU NO BO」図録)

(2016/09/10 写真家 六田知弘展「火・風ノ貌 KA・FU NO BO」図録掲載)

 シャシンと聞いて、初めに「捨身」を想い、それから「ああ、写真」と思う。けれども写眞の眞とは何なのか、六田氏の作品を眺めるうちにわからなくなる。  眞は、いつかどこかに存在した束の間の時間かというと、そうでもない。印画紙 […]

続きを読む…

村田喜代子さんの「光線」の解説が本の話webに掲載
(光線)

( 掲載)

ガンを克服した芥川賞作家が、生のあり方を問う短篇集 原発事故のニュースを見ながら、自分の癌に放射線治療を受ける――表題作「光線」をはじめ、震災後の生き方を短篇の名手が問う八篇。 玄侑が執筆した村田喜代子さんの「光線」の解 […]

続きを読む…

自然史派のplayfulness
(考えるヒト)

(2015/10/07 考えるヒト 文庫版掲載)

 養老先生の本を読む楽しさは、まず何より専門性と総合性が共に味わえることだろう。簡単に言えば深くて広い、ということだが、しかも古きを踏まえ、新しきも充分取り込み、その都度新たに統合されている。思えばこれは、大脳皮質の連合 […]

続きを読む…

地霊の王国へ
(光線)

(2015/01/05 光線 文庫版掲載)

 私は以前、自分なりに「地霊」という隠しテーマをもって、『四雁川流景』(文春文庫)という短編集を上梓したことがある。それはある想像上の町の、古代から積み重なった大地の記憶を覗く程度の、ささやかな物語であった。  今回、村 […]

続きを読む…

「神秘」という名の救済
(水木しげる漫画大全集 神秘家列伝 下巻)

( 水木しげる漫画大全集 神秘家列伝 下巻掲載)

 神秘について解説をするなんて、じつに不粋な話である。しかも本書で「神秘家」と括られている方々は、誠に多彩である。柳田国男や泉鏡花、平田篤胤など、神秘を精密に記述せんとした人々もいる一方で、仙台四郎の如く、晩年の「没蹤跡 […]

続きを読む…

「長い目」の作家の祈り
()

(2012/10/19 光媒の花 文庫版(集英社)掲載)

 初めて道尾さんに会ったのは、池袋だった。そのとき彼は私の講演を聴きにきた聴衆の一人で、サイン会に並んでくれた挙げ句、「ミステリーを書いています」などと控えめな自己紹介をした。  正直なところ、私はまだ彼の名前を知らなか […]

続きを読む…

「天命」に解説執筆
(天命)

( 天命(幻冬舎文庫) 掲載)

もっとも善良でもっとも愛した人がなぜまっ先に死ななければならなかったのか。受け入れがたい不公平な死をどう乗り越えて生きていけばよいか、五木寛之が赤裸々に綴る―。生きることの意味を問いつづけてきた著者が、生涯最大・最終テー […]

続きを読む…

「頭取無惨」の解説を執筆
(頭取無惨)

( 掲載)

会社で戦え、社会で生きろ 6人の銀行員、それぞれのレジスタンス大手銀行広報部長、南雲龍一、45歳。「この人について行こう」そう、彼が心に誓った頭取をあまりにも急すぎる死が襲った。しかもそれは銀行の経営破綻が決定した夜のこ […]

続きを読む…

「分冊文庫版 鉄鼠の檻 4」の解説を執筆
(分冊文庫版 鉄鼠の檻 4)

( 掲載)

あるべきでないものは――矢張りない方がいい……発見なんかされなきゃ良かったんだ 「ああ云う場所はもう――これから先はなくなってしまうのだろうな」。京極堂は最後に独り言(ご)ちた。多くの仏弟子を次々に魔境へと拉(らっ)し去 […]

続きを読む…

すさまじき遊行の迫力
(わが屍は野に捨てよ-一遍遊行)

(2005/1/28 新潮文庫掲載)

 この本は、まるごと一遍上人の一生である。俗世での生い立ちや成長はむろんのことだが、念仏者として自身の教義を確立していく過程も、リアルに追体験できる。編年で書かれているのは、著者の誠実なのだろう。筆を遊ばせぬ確かな素描は […]

続きを読む…

トップへ戻ります