解説
指の真面目(しんめんもく)
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(2023/10/10 写真集 つきをゆびさす掲載)
下瀬さんの写真をしばらく眺めているうちに、なんとなく「偶然と必然」という言葉が浮かんできた。偶然に満ちた現実に、広く開かれた心の門戸を感じると同時に、それを扱う手つきと技術には必然とも言うべき方向性と手堅さが見える。そ […]
写真集『つきをゆびさす』に前文を執筆
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(2023/10/10 写真集 つきをゆびさす掲載)
『結界』で2015年土門拳賞を受賞した下瀬信雄氏の8年ぶりの写真集『つきをゆびさす』(2023年10月10日発売)に、前文「指の真面目(しんめんもく) 」を書きました。 […]
多田フォン トゥヴィッケル 房代さんの『楽の音 ドイツの森と風のなかで』に解説を執筆
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( 掲載)
解説「新たな風土に游ぶ」を執筆しました(当サイトへの解説文掲載はありません)。 題名:楽の音 ドイツの森と風のなかで 著者:多田フォン トゥヴィッケル 房代 出版社:みなも書房 ISBN:9784990936556 価格 […]
「陽」HARU Light&Letters 3.11 見ようとすれば、見えるものたち。
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( 掲載)
東日本大震災から10年。震災直後から撮りためられた写真と、これからの世界を透徹して見据えるための言葉でおくる、気づきのための道しるべ。 玄侑が解説を執筆しました(解説の一部は帯文にも使われています)。 本文は関連リンク欄 […]
ALL REVIEWSに『「陽」 HARU Light & Letters: 3.11 見ようとすれば、見えるものたち。』の解説掲載
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活字メディア(新聞、週刊誌、月刊誌)に発表された書評を再録するサイトALL REVIEWSにて、『「陽」 HARU Light & Letters: 3.11 見ようとすれば、見えるものたち。』に執筆した解説を […]
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写真集「『陽』 HARU Light and Letters 3.11 見ようとすれば、見えるものたち。」に解説執筆
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( 掲載)
3月上旬に草思社より発売される写真集「『陽』HARU Light&Letters 3.11 見ようとすれば、見えるものたち。」に解説を執筆しました(解説の一部は帯文にも使われています)。 写真:平林克己 文:横 […]
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「六田知弘写真集 仏宇宙 Tomohiro Muda Buddha Universe」に解説「一隅を照らす」を執筆
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( 掲載)
「六田知弘写真集 仏宇宙 Tomohiro Muda Buddha Universe」に解説「一隅を照らす」を執筆しました。 また、この写真集の紹介記事を中外日報のサイトでご覧いただけます。 […]
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一隅を照らす
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(2020/03/03 六田知弘写真集 仏宇宙 Tomohiro Muda Buddha Universe掲載)
この本に収められた写真たちの撮影期間は約三十年にも及ぶ。三十年を一律に語るのは無謀なことだが、逆に期間が長いぶん、六田さんの変わらない部分が見えやすいのかもしれない。 冒頭を飾った無著の写真。私はその撮影秘話を伺って […]
入我我入(にゅうががにゅう)
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(2016/09/10 写真家 六田知弘展「火・風ノ貌 KA・FU NO BO」図録掲載)
シャシンと聞いて、初めに「捨身」を想い、それから「ああ、写真」と思う。けれども写眞の眞とは何なのか、六田氏の作品を眺めるうちにわからなくなる。 眞は、いつかどこかに存在した束の間の時間かというと、そうでもない。印画紙 […]
村田喜代子さんの『光線』の解説が本の話webに掲載
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( 掲載)
ガンを克服した芥川賞作家が、生のあり方を問う短篇集 原発事故のニュースを見ながら、自分の癌に放射線治療を受ける――表題作「光線」をはじめ、震災後の生き方を短篇の名手が問う八篇。 玄侑が執筆した村田喜代子さんの『光線』の解 […]
自然史派のplayfulness
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(2015/10/07 考えるヒト 文庫版掲載)
養老先生の本を読む楽しさは、まず何より専門性と総合性が共に味わえることだろう。簡単に言えば深くて広い、ということだが、しかも古きを踏まえ、新しきも充分取り込み、その都度新たに統合されている。思えばこれは、大脳皮質の連合 […]
地霊の王国へ
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(2015/01/05 光線 文庫版掲載)
私は以前、自分なりに「地霊」という隠しテーマをもって、『四雁川流景』(文春文庫)という短編集を上梓したことがある。それはある想像上の町の、古代から積み重なった大地の記憶を覗く程度の、ささやかな物語であった。 今回、村 […]