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内容
あるべきでないものは――矢張りない方がいい……発見なんかされなきゃ良かったんだ
「ああ云う場所はもう――これから先はなくなってしまうのだろうな」。京極堂は最後に独り言(ご)ちた。多くの仏弟子を次々に魔境へと拉(らっ)し去った妄念の寺が紅蓮の炎に包まれたとき、燃え落ちていく憑物の意外な正体が明らかになる。世界ミステリ史上もっとも驚くべき動機と犯人像を呈示した傑作、ここに完結。
京極夏彦氏の『分冊文庫版 鉄鼠の檻 4』に解説「檻を破る」を執筆しました(本サイトへの掲載はありません)。
関連リンク
- 京極夏彦氏の『分冊文庫版 鉄鼠の檻 4』の解説を執筆 おしらせ 2005年11月5日