書籍情報
内容
いかに人間らしく生き、やすらぎを得られるか。
その智慧と実践について、『般若心経』が語りかけているものは―
医師と作家と僧侶が本音で語り合う異色の鼎談集!
<著者略歴>
太田保世(おおた やすよ)
1936年 東京生まれ。
慶應義塾大学医学部卒。
東海大学医学部教授、同大付属病院副院長兼務を経て、郡山市・(財)太田綜合病院理事長。(社)福島県病院協会会長。東海大学名誉教授。日本ペンクラブ会員。
著書に、『呼吸器病学』『日本人の睡眠呼吸障害』『いびきと睡眠障害』『老いの構図』『風のこころ―ひとのかたち、憂き世のかたち』『一医師の語る仏教―21世紀の通奏低音としての宗教心』『凡夫凡婦のための生死観入門―善く生き善く死ぬために』などがある。
荒 了寛(あら りょうかん)
1928年 福島県生まれ。
大正大学大学院で天台学専攻。
現在、天台宗米国ハワイ開教総長としてハワイ在住。ハワイ及びアメリカで布教活動に従事。ハワイ美術院、ハワイ学院日本語学校などを設立。独自の画法による仏画を描き、米国、日本各地で毎年個展を開く。
著書に、『慈しみと悲しみ』『ハワイ日系米兵―私たちは何と戦ったのか』『シルクロードを描く』「羅漢さんの絵説法シリーズ・『生きるとはなあ』『空即是色花ざかり』『観音に生きる』『いい加減を知る』『生きよまず生きよ』」などがある。
もくじ
- <第一章>長寿時代の生老病死
- ■太田保世「はじめのひと言」
老と病を医学的にみると
時代とともに変わる四苦八苦
医学と宗教 他
〔鼎談〕 「生苦」とは
「病苦」とは
十二因縁と遺伝子
縁と寿命
病苦と共にある在り方 他 - <第二章>『般若心経』の真意
- ■玄侑宗久「はじめのひと言」
「空」の実践を解く
〔鼎談〕 縁起と無常
因縁と膨張
自在を見る、自在に見る
自力と他力
『般若心経』は真言 - <第三章>「空」の生き方
- ■荒 了寛「はじめのひと言」
「到彼岸」と「完成」
「波羅蜜」とは
〔鼎談〕 医者と布施
般若波羅蜜とは
心の在り方 他
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タグ: 共著, 般若心経, 鼎談 般若心経で救われるか―空の読み方、生き方