書籍情報
内容
知っている人は、なぜ元気なのか、衝撃の呼吸革命の書!
いのちと呼吸の不思議に迫る。
養生と禅的生活の両大家の対話を収録。
呼吸はそもそも人間の生命活動の基本。「息絶えた」という表現は人が死んだことをいう。息の発見とは、すなわち生命の発見でもある。二人の作家が息つく間もなく語り合う生と死をめぐる人生論。
もくじ
- 息の世界に気づく……旅のはじめに
- 〔第一章〕息の力
- ・子どものころから、ずっと趣味は呼吸法
・息のしかたひとつで、下痢も風邪もなおる
・怒ったときの息には、毒素がいっぱい
・上がったとき、なにをどう下げるか - 〔第二章〕ブッダの息の教え
- ・ブッダが苦行を禁じたわけ
・呼吸のリズムと自然のリズム
・ブッダは、呼吸を愛しなさいと教えた
・いま吐いた息は、もう捨て去る
・林住期の呼吸は、下に下に!
・お経を唱えるのが、長寿へのいちばんの呼吸法
・なぜ、お経の意味はわからないほうがいいのか
・ちょっとアブナイ息について - 〔第三章〕いのちをあやつる息のふしぎ
- ・浄土とつながっている呼吸
・臨死体験で学ぶ死の意味
・人間の第一呼吸と末期の息は、吐く息か、吸う息か
・死は安らぎ、苦しみか
・寛容になるための長い道のり - 〔第四章〕東洋の息、西洋の息
- ・キモノを着てパニックになったチェコの女性
・様式・和式トイレの作法
・欧米人の禅問答
・弓で禅に出会ったドイツ人哲学者
・俗にもどった布袋和尚
・姿勢と呼吸のいい関係は
・チベットの「慈悲の呼吸法」と、アメリカの「イメージ呼吸法」
・アメリカ人に、なぜ河童は見えないか
・脱力すると神秘があらわれる - 〔第五章〕禅的呼吸法へのいざない
- ・禅から自由な雰囲気がなくなった
・頓悟と漸修
・慧能伝説と『歎異抄』
・どんな病気も治す白隠禅師の「内観の法」
・禅の呼吸法では古きを吐き、新しきをおさめる
・なぜ政財界、スポーツ界の人は禅にひかれるか - 〔第六章〕食と健康と呼吸法
- ・禅僧がもたらした日本の食文化
・お茶とサロンと文化人禅僧はなぜ健康かいい息が筋肉をたもつ
・肉食は睡眠時間を長くする
・禅的食事で睡眠時間が短くなる
・洒脱さに向かうと身が軽くなる
・同じものを食べ、ちがう病気になる夫婦
・治療の時代から養生の時代に
・「倶会一処」あちらでみな一緒になる
・五十代で腹六分、六十代で腹五分
・中国では「老眼」を「花眼」と書く - 〔第七章〕呼吸革命への道
- ・いまお気に入りの、喫水線呼吸法
・幼児の呼吸法に学ぶ
・「憂い」は体が哲学していること
・過換気症候群と呼吸法
・仏教的生きかたが大事
・いろいろな呼吸法を試してみる
・一日五分、息そのものになる時間をつくろう - あとがき
電子書籍
関連リンク
- 【文庫】息の発見 発見シリーズ・4 書籍 2008年10月9日