書籍情報
内容
グローバリズム化に覆われた現代日本。食べ物や衣類だけでなく文化やシステムまでが直輸入もので溢れています。
しかし、「この国のかたち」は、決してシステムやマニュアルで括りきれるものではありません。「正義」ではなく、「覚悟」で生きる。自分の利益ばかりを追わない。大事なことを「ご縁」で決める。これらが、合理性や因果律ではつかみきれない、不思議で魅力的な「この国のかたち」、「この国の心のかたち」です。グローバリズムが横行する現代社会のなかで、私たちが大切にすべきことは何なのか、もう 一度、意識すべきことは何なのか。玄侑和尚と一緒に探し求める「この国のかたち」。
もくじ
- 覚悟
- ぬるぬるの鮎(ナマズ)ころころの瓢箪(ひょうたん)でつかまえよ
植物とヒトの覚悟
はるかな誓願をもとう
罪と罰 - 縁
- 同期の不思議
ノイズの中の神
ちょっと待って!
達磨さんが転んだ - 今此処
- 「没蹤跡(もっしょうせき)」という生き方
「いざ、ここぞ」、「さて、どこぞ」
禅と直観、そして鵜飼い
カラスの「カ~」で悟るということ - 自然
- 「もちまえ」と「わたくし」
手紙の抜苦与楽
ボンノーと梵音
自由と渾沌にいざなう一石 - 安心
- 吾れ唯だ足るを知る
達磨さんの心
私だけの「みかえり阿弥陀」さま
信じる“からだ”
自燈明(じとうみょう) - 日本的
- 「不二」と白隠観音
「翁」の言葉
「三方一両損」
むすんでひらいて
「両行」が支える国
「恥」からはじまる日本仏教
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タグ: 単著, 日本的(にほんてき), 禅