書籍情報
内容
かつてインドに「仏教」はなく、「ブッダの教え」「ブッダの考え」があった。はたして「ブッダの教え」とはいったいなんだろうか。「仏教」とは違うのだろうか。人々が仏教に求めているものとは何なのか、仏教はそれにどう答えてくれるのか、著者の考える仏教のすがたをまとめた文章に、河合隼雄氏、玄侑宗久との対談を加えた一冊。
講談社版はこちら
もくじ
- 第1部 仏教のこころ
- 仏教ブームとはいうけれど
睡眠薬より仏教史
仏教を求めるこころ
ブッダは論理的に語った
ブッダが答えなかったこと
乾いた論理と湿った情感
人びとは仏教に何を求めるか
いのちを救うことができるのか
あまりにも定説化したブッダ論
悲泣するこころの回復
いま仏教のこころを求めて) - 第2部 仏教をめぐる対話
- 河合隼雄さんとの対話
玄侑宗久さんとの対話 - 第3部 わがこころの仏教
- 仏教の受け皿
親鸞の夢告げ
蓮如への旅
寛容と共生をめざして