書籍情報
内容
十牛図とは十枚の牛の絵であるが、失われた牛(真の自己)を探し求めて旅し、故郷に連れ帰る絵物語。真の自己にいたる禅の悟りのプロセスが、十枚の牛の絵と漢文で描かれている。鈴木大拙が欧米に紹介、いまも世界で読まれる〈禅の悟りのガイドブック〉のわかりやすい新訳。
本書は、中国宋の廓庵師遠禅師『十牛図』の全文を古典翻訳家がわかりやすく現代語訳し、禅僧が監修、十のプロセスの人生における意味を丁寧に解説した。十牛の絵をカラーで掲載した永久保存版(※なお本書は2014年4月に能文社から電子書籍版で発行された現代語訳『十牛図』を大幅に加筆修正、解説を加えたものである)。
著者から
家族と会社の間で疲れ、どこまで学び続けるのかと迷い、小さな人生観を次々入れ替えやりくりする現代人には、『十牛図』こそ、必携のバイブルになるに違いない(玄侑宗久)
関連リンク
- 河北新報に『十牛図 玄侑宗久 監修・解説、水野聡 訳』の書評掲載 おしらせ 2016年7月21日
- 現代語訳 十牛図 十行本棚 論評 2016年3月31日