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死んだらどうなるの?(亀々様)

玄侑さーん
「死んだらどうなるの?」読み終えました。
 ゴール。
死んだとおもったら、また誕生だったりして……。随所にさりげなくユーモアがあり苦笑しながら熟読しておりました。
 私ごとですが、若いころ体が弱く五十歳まで生きれたらと思い生きていました。中島らもさんではないけれど、本気でした。らも兄は先に逝かれましたが。
 「生と死」については、五木寛之さん、藤原新也さん、養老孟司さん、の本で真実、信実を探しておりました。
 五十歳を過ぎたとき、本当に肩の力が抜け、人生の皮肉を感じながら三年が過ぎたとき、「死んだらどうなるか」に出会ったのです。
 はじめに、のなかに大共感する言葉があり、膝をたたいて声がもれました。
【悩みや苦しみというのは、案外そんなふうに状況が変わることで気にならなくなることがある。それを「時が解決する」なんて言ったりもする】(12ページより)
 私にとってこの言葉は、やはり五十三年間いきてこそ実感として理解できるように思った。そして、まあ、しらない言葉が次から次から、感動して読んでおります。
【大丈夫、夢から醒めるように、ほどなく今の現実は夢だった、と思える次の現実がやってくるはずである】(158ページから)これは問題集で時間をかけて実験していきたい、というのが感想文です。

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