「死んだらどうなるの?」知る分けもないが、知りたくもあり、知りたくも無し。
ふと立ち寄った書店で、立ち読みをしたところ、巻末に「確かめないでね」とあったのでここに惚れて購入したのが本書である。在来の書と視点が異なっているのが私の気に入った。過去に「相対性理論は難しくない」と題したような解説本を読んだことがある。 本書を50ページほど読んだところで気がついたのは、これは相対性理論に基づいているのではないかなと勝手に思いこんでしまった。
早速読書を「相対性理論を楽しむ本」へと切り替え、再度本書に戻ると出てきましたね、83ページにアインシュタインの言葉が。常に生と死も相対である思想が確立されているのに引き込まれました。今まで、技術的な仕事に従事していて親鸞の教えに共感は覚えてはいても精神論ばかりが並ぶ書籍店が多く、納得しがたい中、巡り会えたのも仏の説く縁であろう。私には充分に納得のいく本であり、楽しく明るく読める本であった。幾度も読み返して身につけ導かれようと思う。有り難う御座います。