3.11のことを考えたいと思いつつ、生々しいドキュメンタリー番組などは観ている途中で取り乱してしまったり、吐いたりしてしまうのでできない私ですが、『光の山』は読了することができました。とてもつらい描写があるものの、私が触れたかったのはこれだという確信がありました。
というか、つらい気持ちを体験することから、本当は逃げたくなかった。3.11から何かを感じ、自分の中に確固としたものを持ちたい。『光の山』はそれを助けてくれる貴重な作品です。この作品に出会うことで、救われるひとが大勢いると思います。