書籍情報
内容
写真と小説・歓喜に満ちた出逢い
可憐な蕾、妖艶な花びら、そして気高い滅びの姿―。蓮の秘密は写し取られ、今、物語が生まれる。奇蹟の恋物語。写真と小説のコラボレーション
坂本真典[写真]×玄侑宗久[小説]
本文から
植物としてのハスは、通常は「荷」と書いた。それに「蓮」という文字を当てはめるようになったのは、その花が「恋」を想わせたからだ。「蓮」と「恋」との音通を楽しんだ中国の文人たち。彼らによって蓮は、いわば「祝福」されたのである。
それは蓮が、極楽の花として祝福されるずっと以前の話だ。
(本文より)
それは蓮が、極楽の花として祝福されるずっと以前の話だ。
(本文より)
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