書籍情報
内容
装幀:榎本 了壱/写真:橘 蓮二
もくじ
- 【冒頭対談】 まくら
- 懐かしい浅草にて/欧米の「押し」、日本の「引き」/ハレルヤみたいな小噺/落語は法華経にさも似たり/老境は楽しい/『忠臣蔵』の討ち入りはテロか?/今こそ落語が必要な時代/禁煙ファシズム
- 【演目一】あくび指南 あらすじ
- 対談:宗久流あくび術/指南はあくびに限る?/習い事にうつつをぬかす人間のおかしさ/団塊の世代は蕎麦打ちだらけに?/「あくび」に着目した凄
- 【演目二】茶の湯 あらすじ
- 対談:歯が痛くても、風流なり/風流とは日常の揺らぎを楽しむ心/平等ごっこを強烈に皮肉る/迷っている人こそ風流/スリリングなオチの最高峰
- 【演目三】寿限無 あらすじ
- 対談:宗久、『寿限無』に物申す!/言葉遊びと、父親の愛情と/丸暗記の心地よさ/登場人物が乗り移る
- 【演目四】蒟蒻問答(こんにゃくもんどう) あらすじ
- 対談:答がないから想像が働く/面白い答..でもTVではNGです/商品名にも禅の隠語が/不許葷酒入山門(くんしゅさんもんにいるをゆるさず)/コミュニケーションか、沈黙か
- ◆ちょっと、ひと休み ご休憩対談
- スートラとスーダラ節
- 【演目五】芝浜 あらすじ
- 対談:鮮烈な情景描写/落語のジャパニーズ・ドリーム/『芝浜』は落語家の試金石/『芝浜』サゲ考(飲ませましょう!?)
- 【演目六】文七元結(ぶんしちもっとい) あらすじ
- 対談:偶然の一致に神仏は宿る/大阪では成り立ちにくい噺/一攫千金は神仏のしわざ/タイで目撃した『文七元結』
- 【演目七】天災 あらすじ
- 対談:バカやっちゃいます、愛されれば/天命と思えば自由になる/天使と悪魔を一人で演じる楽しさ/落語家さんも坊さんも長生きです
- 【演目八】死神 あらすじ
- 対談:死神をおちょくる気も起きない時代/大きな力に生かされている喜び/志の輔師匠、宗久和尚を宗教に勧誘?
- ◆ちょっと、ひと休み ご休憩対談
- 志の輔らくごの原点を語る
- 【演目九】小間物屋政談 あらすじ
- 対談:志の輔流解釈のスゴサ!/みんながいるから「私」がいる/変わってしまった大家観/世はますます『小間物屋政談』
- 【演目十】浜野矩随(はまののりゆき) あらすじ
- 対談:おっかさんは賭けに出たのか?/ある日突然、人はガラッと変わる/クリエイターなら感動してほしい/ウソがあるからドラマが生まれる
- 【おわりの対談】 さげ
- 分を守るのが江戸っ子の生き方/できれば落語国で暮らしたい
- 【対談を終えて】 往復書簡
- ・宗久さんから志の輔さんへ
・志の輔さんから宗久さんへ
★夢枕貘さん推薦文
「どうなってんだ、おもしろいぞ、これは。リラックスしながらマジトーク。『芝浜』演るのにも、これほど心を揺らしたりしているんだなァ。よいお味の出ている本でございます。」
★春風亭昇太さん推薦文
「落語家とお坊さん。この一番関係無さそうで、実は深い繋がりのある二人が生んだ平成の「あくび指南」。良質な落語指南であり、生き方指南だ。」
★高田文夫さん推薦文
寿限無に喝! 師匠と和尚の果てしなきこんにゃく問答。「読むかい?」「よそう…。また勉強(ため)になるといけねぇ。」
関連リンク
- 21世紀のあくび指南(小島様 46才 群馬県 女性) 感想文 2007年4月4日
- 【文庫】志の輔・宗久 風流らくご問答 書籍 2007年3月19日
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