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あの日、あの味 「食の記憶」でたどる昭和史

書籍情報



出版社
東海教育研究所/東海大学出版会
出版社URL
発売日
2007年3月29日
価格
1680円+税※価格は刊行時のものです。
ISBN
9784486031932
ページ
286 ページ
内容

そうだった。
こんなものを、あんな思いで食べていた……。
66人の食のエッセイから「昭和」という時代までもが見えてくる。

もくじ
まえがき
「食うこと」が大変な時代があった……戦前・戦中の記憶から(昭和元年~二○年)
ツンと鼻をつく刺激臭/井出孫六(作家)
塩鮭と糟汁 /常盤新平(作家)
シャーベットの魅惑/三木 卓(詩人)
日本の味の美学/栄久庵憲司(GKデザイン機構会長)
兵隊と食べもの/伊藤桂一(作家)
大和煮/池部 良(俳優、エッセイスト)
飢えはおふくろより強し/樋口恵子(評論家)
ガルボの唐揚げ/中野孝次(作家)
玉子とニワトリ/山川静夫(エッセイスト)
全ての子どもに母の手料理を/中村桂子(JT生命誌研究館館長)
バター・シュガー・コーン/児玉 清(俳優、エッセイスト)
一皿の五目飯/松永伍一(詩人)
ジャガイモとグラマンと/永山久夫(食文化史研究家)
手まり唄と梅干し /林 京子(作家)
紅いコーリャン /小野耕世(作家)
復興を支えたそれぞれの食事情……敗戦後の困難の中で(昭和二○年~三○年)
黄色い夏ミカン/白井佳夫(映画評論家)
運命のおでん/やなせたかし(漫画家)
母のキムチ/道浦母都子(歌人)
飢餓と屈辱/古川 薫(作家)
フナの甘露煮と納豆/増田れい子(ジャーナリスト)
サハリンのいちご/吉武輝子(評論家)
クジラやコロッケが御馳走だった/川本三郎(評論家)
憧れのごちそう/岩橋邦枝(作家)
母の団子汁/松下竜一(ノンフィクション作家)
ソーメン/池内 紀(ドイツ文学者)
仲間と食べた“さくら鍋”/石川文洋(報道写真家)
ばっばの握り飯/今井美沙子(ノンフィクション作家)
イワシとメダカ/高橋順子(詩人)
やさしいアイスクリーム/鎌田 慧(ノンフィクション作家)
スパム・アンド・ライス/片岡義男(作家)
記憶に残る「食の場面」/倉嶋 厚(気象エッセイスト)
「生活」が変わったあの時期に……高度経済成長前後を挟んで
(昭和三○年~四○年)
卵とマーガリンの頃/村田喜代子(作家)
パンにバター/赤瀬川原平(作家)
母のいなりずし/立原えりか(童話作家)
子牛と別れた日に/岡村 隆(『望星』編集長)
おにぎりと台風/下重暁子(作家)
友と囲んだ牛鍋/宝井馬琴(講談師)
ブリと菊酒/佐々木久子(随筆家)
うなだれ定食/山下惣一(農民作家)
美味しくて懐かしい味/なぎら健壱(フォーク歌手)
山奥の村で/熊井明子(エッセイスト)
贅沢な記憶/村松友視(作家)
富士山のつもろこし /中沢けい(作家)
豊かな国の「表」と「裏」で……「食うには困らぬ時代」だったが……
(昭和四○年~六四年)
池袋の原宿ドッグ/泉 麻人(コラムニスト)
はじめはフランスパン/高橋洋子(女優・作家)
ほうれん草と馬鈴薯/林えいだい(ノンフィクション作家)
普天間警察署の弁当/佐木隆三(作家)
そばと恩師の教え/大浦みずき(女優)
母の手料理/出久根達郎(作家)
甘露のおにぎり/玄侑宗久(作家・僧侶)
バンシロー/高山文彦(ノンフィクション作家)
原始の蕎麦/平出 隆(詩人)
商人の優先順位 /ねじめ正一(詩人)
猫の缶詰/三遊亭圓窓(落語家)
されど、母の味/森ミドリ(音楽家)
似合う姿 /神津カンナ(作家)
十四年目の野菜ショック/宮迫千鶴(画家)
正しい氷水 /南 伸坊(イラストレーター)
わが胃の自己主張/むのたけじ(ジャーナリスト)
忘れられない“異文化の味”……食の世界の広がりを知って
サゴ椰子の味/大石芳野(写真家)
カイバル峠の羊肉バーベキュー/吉田ルイ子(フォトジャーナリスト)
飢餓の島で/田島征三(絵本作家)
鰐と駝鳥と結婚と/白石かずこ(詩人)
冷凍白身魚の鉋屑/米原万里(エッセイスト)
よその家の御馳走/絲山秋子(作家)
南海の孤島で想う /工藤美代子(ノンフィクション作家)
あとがき

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