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禅語遊心

書籍情報



出版社
筑摩書房
出版社URL
発売日
2005年11月10日
価格
1600円+税※価格は刊行時のものです。
ISBN
9784480842688
Cコード
C0015 
ページ
256 ページ
内容

世間の常識に「無邪気」で向き合い、もっと自由に心を解き放つ。季節に寄り添い自然と親和する。禅語の世界の豊饒を墨蹟と達意の文章で綴る。魂の禅的生活実践篇。

著者から
禅は世間の常識というものに対し、かなり懐疑的である。この世で生きていくうえでは世間の常識も必要だが、それは往々にして我々の精神を不自由にする。禅がなにより大切だと考えるのは、精神の自由なのだ。ここに述べた禅語を味わい、納得した事柄を生活の中で実践していくうちに、いつしかあなたは自由になり、そしていささか非常識になっているかもしれない。(中略)ここで自由とは、無邪気のことでもある。世間の常識に潜む邪気に、無邪気で向き合うのだ。無邪気こそ、我々の禅が回帰すべき場所であり、邪気に対抗できる力なのである。(「はじめに」より)
もくじ
はじめに
「のっぺり」を味わう
年新た 一月
  • 松樹千年の翠
  • 無功徳
  • 一月のその他の主な禅語
春立つ 二月
  • 春は梅梢に在りて雪を帯びて寒し
  • 八風吹けども動ぜず
  • 二月のその他の禅語
三月
  • 桃花春風に笑む
  • 和氣高堂に満つ
  • 三月のその他の主な禅語
四月
  • 山花開いて錦に似たり
  • 落花流水太だ茫茫
  • 四月のその他の主な禅語
夏来り 五月
  • 薫風南より来たる
  • 喫茶去
  • 五月のその他の主な禅語
六月
  • 竹蜜にして流水の過ぐるを妨げず
  • 竹 君が為に葉々清風を起こす
  • 六月のその他の主な禅語
七月
  • 山静かなること太古の如し
  • 行きては到る水の窮まる処、坐しては看る雲の起こる時
  • 七月のその他の主な禅語
秋を訪う 八月
  • 白衣観音さま
  • 卒塔婆小町
  • 八月のその他の主な禅語
九月
  • 千江水有り千江の月、万里雲無し万里の天
  • 無事是貴人
  • 九月のその他の主な禅語
十月
  • 門を開けば落葉多し
  • 止啼黄葉
  • 十月のその他の主な禅語
冬籠もる 十一月
  • 静寂
  • 吾が心、秋月の碧潭に清うして皎潔たるに似たり
  • 十一月のその他の主な禅語
十二月
  • 無 隻手空挙・千変万化
  • 無禅の禅、是れ正禅と名づく
  • 十二月のその他の主な禅語
無季
  • 無季のその他の禅語
あとがき

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