書籍情報
 
          出版社
            新潮社
                          出版社URL
              
                        発売日
            
              2012年7月31日            
                          価格
              
                1365円+税
                ※価格は刊行時のものです。
              
                        ISBN
            9784104456086
                          Cコード
              C0095
                        ページ
            221 ページ
          内容
          震災・原発事故後の日本に蔓延する「正義」は、とっても困る。「安全」だけでは、生きていけない。では、無力なる我々にできることは残っているのか? 
フクシマに暮らす僧侶兼作家が「目に見えないものの価値」を説く、生きるヒントに満ちた警醒と智慧の書。
※出版社URLは電子書籍版のページです。
本文から
          人は「祈り」を持つことで、積極果敢にもなれる。
無力だからこそ、膨大な力を発揮することもできるのです。
たしかに私たち自身、現場に行って何かすると言っても、何もできないだろうと思います。また現に苦しんでいる人々が大勢いるとわかっていても、できることは限られています。祈るしかない。
多くの場合、何もできないからこそ祈るんです。
無力を自覚して祈ることは、けっして何もしないことと同じではありません。
                              無力だからこそ、膨大な力を発揮することもできるのです。
たしかに私たち自身、現場に行って何かすると言っても、何もできないだろうと思います。また現に苦しんでいる人々が大勢いるとわかっていても、できることは限られています。祈るしかない。
多くの場合、何もできないからこそ祈るんです。
無力を自覚して祈ることは、けっして何もしないことと同じではありません。
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