月落ちて天を離れず

(2005/12/24 ロマンティック・デス-月を見よ、死を想え掲載)

 なんと云えばいいのだろう。解説を書くためにこの本を読み終え、今は少し失語状態である。  たぶんその、大きな原因は、やはり驚きだと思う。世の中に、しかも日本に、こんなことを考えている人がいた……。そういう感じかもしれない […]

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がんばらず、りきまずに生きて行く「縁起」の世界を説く

(2004/11/01 週刊ポスト掲載)

 以前、「がんばる」という言葉は嫌いだ、と何かに書いたことがある。それは「がんばる」という言葉にはどうしても「りきむ」印象があり、そうすると却って力が出しきれないと思うからだ。しかしこの本に込められた熱い思いは他に言いよ […]

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泥のなかに咲いた蓮たち

(2003年 文学界3月号掲載)

 日本の仏教はすべて大乗仏教と括られるが、これは元々仏教サンガの周囲でその支持者であった在家の人々が教義も学びはじめ、仏塔や経典を守るだけでは飽き足りなくなって自分たちも包含した教えの拡張を願い、その結果できあがってきた […]

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恐るべき新興宗教の出現

(2003/02 明るいクヨクヨ教掲載)

 本来、私の仕事はあまり笑わずにすることになっている。別にそうと決めているわけでもないが、僧侶という仕事も小説を書く仕事も、自然な成り行きとして仕事中は笑わない。たまたま東海林さんの本の解説を書くという仕事が来たときも、 […]

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