書籍情報

出版社
文藝春秋
出版社URL
発売日
2006年7月20日
価格
820円+税
※価格は刊行時のものです。
ISBN
9784166605187
ページ
280 ページ
内容
お墓、生と死、跡継ぎ…ややこしい人生の悩みに答えます。
「愛犬の遺骨を先祖代々の墓に入れてよい?」「厄落としやお守りは本当に効く?」「お寺に定休日はあってよい?」……全国のお坊さんや一般の方から寄せられた数々の悩みに答える問答集です。
寺族の専門誌、月刊「寺門興隆」に30回に渡り連載された問答コーナー(「そもさん 玄侑和尚の説教部屋」)の連載27回分までを、加筆・修正して収録しています。
この問答集は、現代に生きる我々に、どのような態度で「お寺」や「宗教」と関わってゆけばよいのか、大いなる示唆を与えてくれるはず。そして、同時にお寺こそが、日本人の心を伝えてゆく“最後の砦”だということにも気づく。
もくじ
- まえがき
- 第1章…お葬式とお墓
- 1. 子供にお葬式の意味を教えるには何と言ったらよい? 2. 最近の遺影は派手すぎるのでは? 3. 逆縁だと親が火葬場に行かれない? 4. 夫の遺骨を散骨にしたいという願いをどうする? 5. 墓参や法事をしない檀家にはどう対応する? 6. 愛犬の遺骨を先祖代々の墓に入れたい
- 第2章…お布施の値段
- 7. お布施はいただくのに、寄付をするのが嫌いなのは悪いこと? 8. お賽銭箱のお金はどう使われるの?
- 第3章…現代社会の生と死
- 9. オウム真理教の麻原教祖の死刑を、どう考えたらよい? 10. 戦争には反対ですが、イラクに派遣される自衛隊員に何と言ったらよい? 11. 大震災のボランティアに行かれずうしろめたいのですが、どうすべきでしょうか? 12. 鉄道が遅刻を避けるために大事故を起こしましたが、時間厳守はどこまで大事? 13. 携帯電話を手放すと不安でたまらないのですが、病気でしょうか?
- 第4章…お寺の本当の役割
- 14. お寺はなぜ大きいのか? 維持費も掃除の労力も、無駄にかかるのでは? 15. 檀家さん以外の参詣や観光客に、どう対応したらよいか? 16. 仏教と、それ以外の信心を、同時にしていいものですか? 17. 人前で話すのが苦手な和尚さん。読経だけで法話をしないのですが…… 18. お寺に定休日があってもよいか?
- 第5章…伝統と習慣を見直す
- 19. お正月はなぜおめでたいか? 何を祝うのか? 20. 僧侶はなぜ特別の衣を着ているのか? 21. 正坐が苦手で、椅子席のほうがありがたいのですが、寺ではどうすべき? 22. お盆の棚経は、檀家にとっても負担なので、やめてもいい? 23. 厄落としやお守りは、本当に効くのか?
- 第6章…お寺の後継者と檀家
- 24. お寺の跡継ぎの副住職が、結婚を迷っているが、どうしたらよい? 25. 娘が住職を継ぐと言っているが、女性住職など初めてでとまどっている 26. 住職の跡取り息子が茶髪。どういさめるべきか? 27. 十歳の一人息子を跡取りにするために、どう育てたらよいか?
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