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「白」を信じる
(エッセイ・ 2006/1/1 )

 東北を「白い国」と表現するのは、きっと雪のイメージなのだろう。しかし私にとっての「白」は、もっと様々な印象を喚起する。  まずは菩提心の「白」。悟りとしての菩提を求める心が、白衣観音の衣装になる。花嫁衣装の白無垢も、何 […]

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みんなの花
(エッセイ・ 2005/2/24 )

 桜はなぜ日本人みんなの花になったのか、考えてみるとよく解らない。  桜は国産の花木だというが、「桜」という文字は、中国からやってきた。むろん中国の漢詩でも桜は古くから登場する。おそらくはそれを真似て『古事記』『日本書紀 […]

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福島県人は「のんびりちゃきちゃきしんなり!?」
(エッセイ・ 2003/8/31 )

 よく「この町の人は」とか、括って言われると不快に感じる。「そこの町民だって市民だって県民だって、いろいろいるだろう」という思いが擡げる。そんなことで女房と喧嘩したこともある。「それはいったい誰と誰のことか」などと問い詰 […]

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桜と祭
(エッセイ・ 2003/2/2 )

 誰の作かは知らないが、禅門では「昨日より 今日よりも今 桜かな」と詠う。桜を愛でる際のコツと考えてもいいが、じつは人生そのものの味わい方なのかもしれないと思う。目の前に咲く爛漫たる桜のように、私たちは今に咲いているので […]

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有為の奥山 美しい日本語
(エッセイ・ 2002/9/1 )

 「美しい日本語」と云われても自分がそれを使っている自信は全くないから、ここでは最近の体験を紹介してみたい。  私の住む三春町では日本では初めて教育長の公募を一昨年行い、私もその選考委員を務めさせていただいた。五百人以上 […]

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