『慈悲をめぐる心象スケッチ』を読みました。 賢治については大学生の頃からずっと疑問に思っていた事があります。 「春と修羅」の序文を見ると、ほとんど「見性」しているようにも思えるし、他の作品を見ると、存在が語る奇跡を歌うよ […]
書籍題名: し・慈悲をめぐる心象スケッチ
慈悲をめぐる心象スケッチ(小林様 44才 広島県 男性)
『慈悲をめぐる心象スケッチ』を読んでいて『祈り』について考えました。 私は目が悪いので眼鏡をかけています。毎朝目を覚ますとまず眼鏡を磨いて昨日の汚れを落とそうとするのですが、綺麗に磨くというのもなかなか難しいもので、そこ […]
慈悲をめぐる心象スケッチ(相原様 38才 千葉県 女性)
まずは、冒頭の空君のご冥福をお祈り申し上げます。 私も3年程前に、生まれてくるはずの第2子をお腹の中で死なせてしまいました。しかし、その死によって自分の病気のことを知ることができました。 これも、子供が与えてくれた慈悲の […]
仏教者の視点で宮澤賢治に新しい光を照らす
数年前、朝日新聞社から出た『週刊朝日百科・仏教を歩く 日蓮』に、宮澤賢治に関する玄侑さんのこんなエッセイが載っていた。 「だいいち『春と修羅』の序文にしてからが、般若心経の翻案である。『わたくしといふ現象は、仮定され […]
宗教と文学 賢治で結ぶ
禅宗の僧侶である作家、玄侑宗久氏(50)の著作が相次いでいる。最近1年間の新刊は12冊。なかでも『お坊さんだって悩んでる』(文春新書)、『慈悲をめぐる心象スケッチ』(講談社)には、この時代の現実と宗教、文学をつなぐ、果敢 […]
慈悲をめぐる心象スケッチ
慈悲は本来、行動の規範ではなかった。 宮沢賢治と同じ仏教者の視点から、『法華経』、そして静かに賢治に対座する。 怒りとは不思議なものだ。仏教では「瞋」と表されるが、誰にでもある煩悩の代表格である。おそらく、怒ったことのな […]
【文庫】慈悲をめぐる心象スケッチ
怒りとは不思議なものだ。仏教では「瞋」と表されるが、誰にでもある煩悩の代表格である。おそらく、怒ったことのない人は、此の世に存在しないだろう。しかし、そのような人間のためにこそ、慈悲があるのではないか。自らの怒りが包み込 […]