原発
踊りだした人々
(エッセイ・
2016/6/24 )
福島県の住民には遙かな沖縄が、とても近く感じられることがある。基地問題と原発の問題が、やはりどこか似ているのだろうか? 現政権は積極的に原発再稼働を構想し、そのプランの中には間違いなく福島第二原発も含まれている。東京 […]
福島県内の全原発の廃炉を求める会主催の催しにて講演
(おしらせ・
2016/2/10 )
2016年2月10日の福島県内の全原発の廃炉を求める会主催の催しにて、講演「梅花百福兆す」を行ないました。 […]
なしくずし
(エッセイ・
2015/11/7 )
「なしくずし」は、本来は「済し崩し」と書く。返済すべき借金などを少しずつでも返し(済し)、借金の山を崩していくことである。 しかし世の中では、ここから転じた別の意味のほうを、むしろ普通に使う。手許(てもと)の辞書によ […]
オノマトペ
(エッセイ・
2015/11/1 )
日本語にはオノマトペ、つまり擬音語・擬態語などが五千もあり、世界的にも珍しい言語らしい。たとえば近頃の私の気分も、気鬱や諦念などの漢語では表しきれず、「うんざり」としか言いようがない。 TPPという秘密交渉の、結果の […]
毎日新聞 「Listening:<論点>加速する原発回帰」にインタビュー掲載
(おしらせ・
2015/10/30 )
毎日新聞「Listening:<論点>加速する原発回帰」にインタビュー「福島から何を学んだのか」が掲載されています。 […]
さまざまの事
(エッセイ・
2015/4/26 )
桜が今年も咲き、大勢の人々が三春の町にやってきた。昔から「年々歳々花相似たり 歳々年々人同じからず」と言うが、今年は特に「人同じからず」を強く思った。 歳々年々人同じからずとは、本来は同じ人の年齢による感受性の変化の […]
臆病になる勇気
(エッセイ・
2015/2/22 )
このところ、あちこちで安倍総理の「テロに屈しない」という言葉を目にし、耳にする。なるほど何かに屈するというのは、格好が悪いしぶざまにも思えるのだろう。この言葉が割とスンナリ受け容れられているかに思えるのは、何事にも屈す […]
翁忌(おきなき)に思う
(エッセイ・
2014/10/19 )
「翁忌」というのをご存じだろうか。旧暦の十月十二日のことで、松尾芭蕉の命日である。現在の暦ではすでに過ぎたけれど、旧暦で言うならこれからだ。 「翁」と呼ばれる人は、この国では神に近い存在として尊ばれている。現代人とい […]
ヒューマン・エラー
(エッセイ・
2014/6/15 )
世の中に、いまだかつてミスをしたことがないという人はいるのだろうか。おそらく皆無だろう。たとえばヒットラーも、当時のドイツ人が正当な選挙で選んだのだし、イラク戦争も、アメリカの思い込みで堂々と始まってしまった。 アメ […]
「福島の真実」?
(エッセイ・
2014/6/9 )
「福島の真実」が書かれているというので、「週刊ビッグコミックスピリッツ」連載中の漫画『美味(おい)しんぼ』を読んでみた。すると、原作者の雁屋哲(かりやてつ)氏の分身とも思(おぼ)しき山岡某が、福島第一原発を視察しての帰 […]
アッパレお国ことば~福島・三春町(2) エンガ見た!
(エッセイ・
2014/1/1 )
この言葉の詳しい通用域についてはよくわからない。私の住む三春町では使うし、隣町でも聞いたことはあるのだが、果たして福島県中通り全体なのか、それとも県中地区に限るのか、はたまた福島県外でも使うのか、その辺が定かじゃないの […]
「見識」から「厳罰」へ
(エッセイ・
2013/12/8 )
特定秘密保護法案が成立してしまった。衆参両院とも強引な形で採決された。先月二十五日に福島市で開かれた公聴会と称する集会では、発言者全員が反対表明や慎重な審議を求めたにもかかわらず、である。通常、こういう拙速なやり方をさ […]