あはれから無常への9年 危機を憶いださねばならない理由
(エッセイ・ 2020/2/12 )

 震災から9年が経とうとする今、あらためて震災以後の時間を振り返ってみたい。思えばこの火山列島に住む人々は、長い歴史のなかで多くの災害に遭ってきた。『方丈記』にも感じることだが、災害の多い境遇だからこそ培われた日本人なら […]

続きを読む…


さすらいの「縁起」
(エッセイ・ 2020/1/1 )

 どうやらここで私に期待されている役割は、本来の「縁起」の意味を提示することらしい。つまり「良い」とか「悪い」とか、挙げ句は「担」がれたりもする縁起だが、そもそも縁起とはいったい何なのか、そのことをご期待に沿うべく書いて […]

続きを読む…


悟りと未悟
(エッセイ・ 2019/11/28 )

出版社 新潮社(新潮選書)
発売日 2019-11-20
価格 1400円+税
ISBN 9784106038495


虫愛づる科学者
(エッセイ・ 2019/11/5 )

出版社 藤原書店
発売日 2019-10-25
価格 2800円+税
ISBN 9784865782455


使わせてもらってます
(エッセイ・ 2019/4/14 )

 中国と日本の関係は特別である。大まかに言えば、十五、六世紀までの日本は、中国からさまざまな文化・文物を取り入れ、独自のアレンジを加えながら日本化してきた。文字はその代表的なもので、仮名というアレンジ作品は産みだしたもの […]

続きを読む…


マレーシアでの「同期」
(エッセイ・ 2019/3/31 )

 先日、年に一度だけの休暇旅行で夫婦でマレーシアに行ってきた。震災後しばらくは海外に興味が向かず、たいてい国内の離島や温泉が多かったのだが、なぜか急に行ってみたくなったのである。  べつに、マハティール氏が九十二歳で首相 […]

続きを読む…


偶像ではないけれど
(エッセイ・ 2019/3/1 )

 仏教はけっして偶像を崇拝する宗教ではない。それにしては、じつに多種多様の仏像を造形したものだが、冷静に考えれば、だからこそそれは偶像ではないのである。  『広辞苑』によれば、偶像とは「伝統的または絶対的な権威として崇拝 […]

続きを読む…


「両行」とこころのレジリエンス
(エッセイ・ 2018/12/5 )

 この国の諺(ことわざ)を眺めると、対立する意味合いの諺が必ずと言っていいほどあることに気づく。たとえば「善は急げ」と「急がば廻れ」、「嘘も方便」と「嘘つきは泥棒の始まり」、「一石二鳥」と「虻蜂取らず」、「大は小を兼ねる […]

続きを読む…


ネットとキノコ
(エッセイ・ 2018/11/25 )

 裏社会、というと、普通はヤクザやマフィアの世界を想うことだろう。しかしここで私が言いたいのは「ネット社会」のことである。最近はバッシングといえば自ずとネット上のことを想像する。いじめの多くもネットを介して行なわれている […]

続きを読む…


めでたい花まつり
(エッセイ・ 2018/4/1 )

 お釈迦さまの誕生を祝うお祭りは、アジアだけでなく世界各地で行なわれている。灌仏会(かんぶつえ)とか降誕会(ごうたんえ)、また明治以降は「花まつり」という呼称も使われるようになった。その誕生を祝福し、九頭の龍が現れて産湯 […]

続きを読む…

1 2 3 8
トップへ戻ります