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三春駒さまへ
(エッセイ・ 2011/11/1 )

私が生まれるずっと前から、凜々しい木馬になっていた三春駒さま、 初めてお便りします。 あなたは関ヶ原で名を挙げ、その誉が見張るの人形となって顕彰されましたが、 じつは愛姫の母上が相馬藩から田村清顕公に嫁がれたとき、 持参 […]

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正義はとっても困る
(エッセイ・ 2011/10/18 )

正義感にかられた女性からの「電話」は、福島の放射能を巡る問題を象徴するものだった――。  いま、放射能のことは、福島県内には限らない世界的な問題である。私自身も、中国やフランスの国営放送、ドイツの週刊誌「シュピーゲル」、 […]

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報道機関 追求の気概を
(インタビュー・ 2011/9/11 )

 震災から半年がたつ。災害心理学では、この時期に「蜜月期」から「幻滅期」に移行すると考える。被災者たちが力を合わせて困難を乗り越える「蜜月期」が終わり、政治や行政などの大胆な施策なしには立ちゆかない「幻滅期」に入るのであ […]

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東日本大震災から半年
(対談・鼎談・座談会・講演・ 2011/9/10 )

東日本大震災と東京電力福島第一原発事故から半年を迎え、福島民報社は政府の復興構想会議委員を務める県立博物館長・赤坂憲雄氏と三春町在住の芥川賞作家・玄侑宗久氏の対談を企画した。 両氏は地域特性に即した多様な復興策が必要との […]

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原子力村の大罪
(書籍・ 2011/9/1 )

福島第一原発メルトダウンの深層。四重苦“福島の現実”を見よ! 原発マフィア経産省、東京電力の腐敗構造。 京都大学原子炉実験所助教・小出裕章氏による福島第一原発最新プラント分析&深刻な質問が相次いだ福島緊急講演録「福島で生 […]

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“閉じる社会”も大事 適正規模の生活守れ
(インタビュー・ 2011/8/26 )

 今の社会は市場経済が隅々まで行き渡り、大規模なシステム化が進んでいる。農業も例外ではない。工業製品と同じ感覚で消費者からは、均質な農産物が求められている。大量にできると、質に関係なく価格が安くなる。一部には有機野菜への […]

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福島・三春町だより 青々として悲し
(エッセイ・ 2011/8/10 )

 風評とは、根拠の希薄な噂話のようなものだ。普通は「人の噂も七十五日」といって、あまり気にしないよう促すことが多い。どうして七十五日なのかと考えると、たぶん季節が変わるからだろうと思う。要するにそれだけの時間が過ぎれば、 […]

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無常の価値を、見直す時代
(インタビュー・ 2011/8/7 )

震災後、多くの人が心のよりどころを求めています。こうした中、仏教の果たす役割とは? 作家で僧侶の玄侑宗久さんを福島の福聚寺にたずね、仏教の魅力について伺いました。 寛容さが日本仏教の特徴  仏教はインドから中国を経て日本 […]

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震災後の日本 効率最優先 大転換を
(対談・鼎談・座談会・講演・ 2011/7/4 )

未曾有の大惨事となった東日本大震災。発生から間もなく4カ月となる現在、地震と津波による死者・行方不明者は2万2千人を超え、東京電力福島第一原発の事故は収束の見通しが立っていない。日本の転換期になるとも言われる今、私たちは […]

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情報による被災
(エッセイ・ 2011/7/1 )

 世の中にはじつに様々な情報が流れている。むろん、我々には見えなかったり聞こえなかったりする周波数があるように、情報として認識されるのはそのごく一部である。  東日本大震災直後の津波やそれによる被災地の映像などは、テレビ […]

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海と阿弥陀堂
(エッセイ・ 2011/7/1 )

 いわきの豊間や四ツ倉などの海岸は、私にとって海そのもの。子供の頃、驚きながら見つめ、怯えながら入り、そしてザリガニなどを追って楽しく駆け回った海である。  叔父がいわきで学校の先生をしており、そこへ泊まるのが唯一海で遊 […]

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全身が響くようなことば、心から思うことば
(エッセイ・ 2011/7/1 )

 今回の震災で負った心の傷を緩和するために、どういうことばが適切か。政府や多くの企業が選んだことばは、「がんばれ」だった。崩れたものをどうにか元の形に戻し、全身から抜けた力を集めるためには、確かに、震災直後は有効だったか […]

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